富岡製糸場と絹産業遺産群(日本)


入口(通路)の上には「明治五年」の表札が掲げられている。入ると、設立からの歴史を説明したパネルや機械の展示、土産店になっている。一応、ここでおおまかな富岡製糸場のあらましが分かるので、寄っていこう。


富岡製糸場は1870年(明3)に官製工場として設立がきまり、当時周辺での養蚕が盛んで、広い土地や水が確保でき、燃料の石炭も近くで採れたことなどから、群馬県富岡に選定された。
外国人が来て指導することへの周辺住民の同意を得られたことが大きかったというから、鎖国がなくなって3年、まだ外国人への「アレルギー」が各地にあったのだろうか。
1872年(明5)に主な建物が完成し、操業を開始している。その建物が、140年経った今もほとんどが残っている。

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