
バイカル湖(ロシア)

「水は飲める?」とデニスに聞いたら「大丈夫。ちょっと沖に行ったほうがおいしいけどね」。沖にはいけないので打ち寄せる水を手ですくって飲んでみた。軟らかい水だ。

終点のポート・バイカルに着く。午後8時少し前。ここからイルクーツクまでアンガラ川に沿って造られていたかつてのシベリア鉄道の線路は、下流のダム建設で水没している。

ポートバイカル駅
駅舎は2005年の開通100周年の際に立て直された。当時使われていた蒸気機関車が展示されていた。

対岸のリストヴャンカに船で渡り、バスでイルクーツクに戻る。少し傾きかけた日を浴びた「シャーマンの岩」が、湖面から顔を出していた。
帰国後、デニスから連絡が来た。乗った日の2日後、土砂崩れで湖岸鉄道が不通になったという。危なかった。

湖面から顔をのぞかせるシャーマンの岩
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