エディンバラの旧市街と新市街(英国)

エディンバラ空港~エディンバラ新市街

この街が世界遺産に登録されているというのを知ったのは、旅の記憶を書き留め始めた2000年ごろだったと思う。エディンバラ新旧市街が世界遺産に登録される4年前の1991年、行ってみた。というよりは「立ち寄った」というのが本当のところで、正直ちゃんと見てこなかったので悔いが残る。

ロンドン空港でチェックインの時にカタカナ英語の「エジンバラ」は全く通じず、ようやく職員が言ったのは、どう聞いても「エディンボー」だったことや、古いアルバムを引っ張り出して、そういえば崖の上に城があったなあ、などと探していると、公園から見上げたエディンバラ城が思い出されてきた。

崖の上に立つ城

エディンバラは、スコットランドの首都。さらに北の取材地への移動の途中だったので、こじんまりした空港(当時)でレンタカーを借り、まともな昼食でもしようと市街へでた。

駅の周りをぐるぐると回ったが、なかなか車を置くところが見つからず、パーキングメーターの空きを見つけてやっと止めた。今度は1人で入れそうな手ごろなレストランが見つからない。というか、ほとんど閉まっていた。

日曜日なのに繁華街(たぶん)が休みなのかとちょっと腹が立った記憶がある。午後2時すぎだったので、閉まっていたのだろうか。散々歩き回って、しかたなく開いていたファストフード店でハンバーガーを買って、近くに大きな公園があったので「いつもと同じ食事か」と思いながらベンチに座った。ふと見上げると、崖の上に城が悠然と建っていた。

多くの著名人を輩出した古都

奇跡的に写真を残っていたのだが、残念ながら城までは行かなかったのでガイドブックなどで調べてみた。エディンバラには6世紀ごろにケルト人が砦を築き、9世紀ごろには街になっていたという。

エディンバラ城内には12世紀の建物がまだ残っている。15世紀末にスコットランドの首都になったことで城や旧市街が整備された。18世紀にエディンバラ城のあるキャッスルヒル、今の鉄道駅を挟んで反対側に新市街が造られたという。

13世紀にイングランドに立ち向かった英雄ウォレスは映画「ブレイブハート」で描かれているし、歴史で習う経済学者アダム・スミスや名探偵ホームズを生み出したコナン・ドイルの出身地でもある。名所、旧跡は新旧市街にたくさんあるそうだ。

ハンバーガーを食べた後、公園から駐車場に戻る間、確かに古そうな街並みを歩いた。欧州の都市には古そうな建物があるところは珍しくないので、残念ながら見つかった写真は城を写した2枚、他は撮っていなかった。どこをどう歩いたか、手がかりがない。

エディンバラ城から、英王室の避暑地でもあるホリールードハウス宮殿を結ぶ通りは「ロイヤルマイル」と呼ばれていて、古い店や教会などが立ち並んでいるそうだ。小さい街で半日あればだいぶ見て回れるという。たぶん新市街の中と思われるパーキングメーターに戻り、車でエディンバラから北へ向かった。

郊外はピーター・ラビットの世界

一歩郊外に出ると、牧場? ただの野原? が広がり、車が近づくのにびっくりしたのか、たくさんのうさぎが、草をかきわけ、かきわけ、逃げていくのが目に入る。ピーター・ラビットを生んだ国らしさを味わえる。宿に着き、夕食をとりにレストランに行った。

メニューには料理名がなく、ただ「トラディショナル」というのがあったので、ビール(常温だった!)とともに注文した。またかと思ったハンバーグのようなものに、コーンビーフらしいものが混ざったマッシュポテト、サラダが大皿でひと盛りになってでてきた。これも後で知ったことだが「ハギス」という伝統料理で羊の内臓のミンチにスパイスや玉ねぎなどを混ぜ、羊の胃に詰めて茹でたものだったようだ。

1995年登録

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