琉球王国のグスクおよび関連遺跡群(日本)


首里城は、14世紀につくられたといい、明治まで約500年間、歴代琉球王の居城だったが、第2次大戦の沖縄戦での艦砲射撃で破壊された。

色の再現に苦労した城の復元

カラー写真はもちろん、資料などが乏しい中での復元では、赤い屋根瓦の色の再現にも相当苦労したという。住民の記憶も色が黒だったり赤だったりしたという。そういえば、31年前に見た守礼門の瓦は黒っぽかったように思う。ちなみに世界遺産登録は「城址」で、復元された建物などは登録されていない。
破壊しておいて「その跡を世界遺産に」というのもなあ、とちょっと考えさせられる。そういった遺跡も世界には多い。「城址」の残っていた城壁の一部はそのまま使われている。
守礼門を通り、緩やかに上りながら歓会門を抜けると石段になる。瑞泉門、漏刻門をくぐると日影台という日時計がある。

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