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ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(イタリア、ヴァチカン) 大聖堂

地下で大切にされている聖遺物

この大聖堂は、5世紀前半のシクストゥス3世の時代にできた教会が起源という。4世紀に法王の夢にマリアが現れて、雪が降ったところに教会を立てるように言われ、実際に真夏にここで雪が降ったという伝説も残っているそうだが。
以後、増改築が重ねられて今の姿になった。時代時代の建築様式が取り入れられたため、ロマネスクあり、バロックあり、ルネサンスありといった感じなのだという。

天蓋の手前から地下に下りられた。階段には礼拝する法王の彫像。下りると、この大聖堂で一番大切だという聖遺物が見られる。豪華な器のようなものの中に木製のものが収められているが、イエスが生まれたときに寝かせられたかいば桶だという。2000年以上前のものだ。


後陣の手前の左右は翼廊で、2つの礼拝堂がある。その天井が、裏側から大聖堂を見たときに見えた2つのドーム(クーポラ)になっている。後陣の左手が「パオリーナ礼拝堂」。ミサをやっているからか、いつもなのかは分からないが中に入っての撮影はできなかったので、外側から撮ってみた。

パオリーナ礼拝堂

後陣の右手が「システィーナ礼拝堂」。真ん中には4人の天使?女神?が聖堂を持ち上げているブロンズ像があった。


壁や天井には、宗教画や彫刻で飾られている。両側に壁には、礼拝堂の名前の由来になった法王シス5世とピウス5世の墓もある。

側廊にある小さな礼拝堂などを見ながら戻った。出入口に近い右手には「洗礼堂」がある。受けたことがないのでわからないが、荘厳な雰囲気はした。

洗礼堂

さらに巨大なファサードに圧倒される

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の前にある大きな通り、メルラーナ通り(Via Merulana)をまっすぐ歩けば、次の大聖堂「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂」(Basilica di San Giovanni in Laterano)までは一直線で行ける。たぶん、20~30分ぐらいだろう。
この日はサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂から「フォロ・ロマーノ」や「コロッセオ」を見て、コロッセオから伸びる「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ通り(Via di S.Givanni in Laterano)」を歩いて20分ほど、メルラーナ通りとぶつかった交差点の目の前にオベリスクが見えてくると「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂」の裏側に着く。どちらからでも歩ける。
右のレンガ入りの建物はラテラーノ宮と地図にはあった。かつてローマ法王が住んでいた宮殿だという。

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