アテネのアクロポリス(ギリシャ)
名前の通り、ローマ時代にできたアゴラ。「風の塔」という八角形の建物が印象的で、各面の最上部にあるのは風を擬人化した彫刻だという。
アクロポリスの丘にたどり着くまでに、世界遺産登録されていないながらも見どころはたくさんあるので、けっこう時間がかかる。2時間以上経過していた。
アクロポリスの丘に向けてローマン・アゴラから登り始めた。一部急坂があるが、だらだらと15分ほど登っていくと、パルテノン神殿の入り口に着く。
パルテノン神殿までの道
思った通り、チケット売り場には列ができている。こちらはセット入場券があるので直接入口に行ったのですぐに入れた。また緩やかな坂を登り始める。
すぐ右下に見えるのが「イロド・アティコス音楽堂」。161年に大富豪が寄贈した野外劇場で、5000人収容。今も現役で使われている。
左下にはギリシャ最古の劇場「ディオニソス劇場」がある。ディオニソスは酒と演劇の神。紀元前534年に造られ、1万5000人収容の大きさだったという。
「ブーレ門」をくぐると、登り坂に観光客が列を成していた。ジグザグに登っていく。ゆっくり進んでいくので、左右の建物を見る余裕もある。
右手の基壇の上に建っているのが「アテネ・ニケ神殿」。紀元前424年に造られた。アテナはアテネの守護神、ニケは勝利の女神。ニケは通常、翼を持っているが、勝利の女神が飛んでいなくならないように翼を切り落として祀ったという。
軒下の壁面にはきれいな彫刻が残っている。ギリシャとペルシャの戦いの場面だというが、ちょっと遠目でよくわからなかった。
左手には古代ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの婿アグリッパの像が置いてあった「アグリッパの台座」や「ピナコテカ(絵画館)」がある。
ゆっくり進んで20分ほど、パルテノン神殿への最後の門「プロピレア(前門)」をくぐる。門というよりは、大きな建物だったようだ。紀元前433年に完成したという。
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