石窟庵と仏国寺(韓国)

石窟庵大鐘閣

入口で拝観料4000ウォンを払い、歩き出す。緩やかな下りの山道で1㌔ほど先、周囲を見ながら歩いても15分ほどで着いた。


建物の左側から中に入る。撮影は禁止。建物の背後に石を積んだ古墳のようなところがある。その中が石窟庵らしい。
本尊仏は巨大な石仏。石でできたドーム状の庵の中央に座っている。1.58㍍の台座に、本尊の高さは3.26㍍。近くに行って見られず、入ってすぐに保護のためにガラスで仕切られ、ガラス越しに参拝する。
遠目にも大きさはわかる。もらったパンフレットに写真があった。パンフレットによると「見る人の内面に深く崇高な心が持たされるように造成され」とあった。

石窟庵のパンフレット

ただ、本尊の周囲の壁にある四天王像や八部神衆の彫刻は一部しか目に入らなかった。
この庵は新羅時代の751年に建立され、花崗岩でできている。当時の宰相、金大城が「前世の父母のために創建した」といわれるそうだ。ちなみに金は仏国寺創建にもかかわり「現世の父母のため」としているという。


バスの時間があるので、帰り道は少し上りになるが早足でバス停に向かった。汗だくにはなったが、おかげですこし余裕ができたので大鐘閣に寄って、鐘を撞かせてもらった。

ここから見下ろす新緑の風景がいい。5月下旬、気持ちのいい風も通り抜ける。バスに乗るころには汗もすっかり乾いていた。

1995年登録

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