サンクトペテルブルグ歴史地区と関連建物群(ロシア) エルミタージュ美術館

ロシア帝国ロマノフ王朝の女帝エカテリーナ2世( Yekaterina II)が1764年にドイツから美術品を購入したのが美術館の始まりとされているが、建物自体はその先々代の女帝エリザベータが1754年に建設を始めた冬宮が始まり。元は宮殿だった。

全盛期の女帝エカテリーナ2世の隠れ家

エルミタージュは「隠れ家」を意味する。
今後よく出てくる18世紀後半のロマノフ王朝の人間関係について、ガイドの話などを簡単にまとめると、スウェーデンとの大北方戦争に勝利し、バルト海へ進出したピョートル1世(大帝、 Pyotr I)はサンクトペテルブルグを建設した。
后エカテリーナ1世との間に娘が2人いて、長女エリザベータは父母の後に即位、次女アンナの息子がエリザベータの後を継ぎ、ピョートル3世となって后をドイツから迎えた。エカテリーナ2世だ。
エカテリーナ2世が夫ピョートル3世に代わって即位した時点で、王朝の血のつながりはなくなっている。かなりの専制君主だったというが、王朝としては全盛期を迎えた。

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