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おいしいイスラエル料理 聖ペテロの魚

イエスの一番弟子の名前がついた魚の味は

イスラエル北部のガリラヤ湖周辺は、イエス・キリストが布教活動をした場所であり、関係する教会などが点在している。「パンと魚の教会」は、5つのパンと2匹の魚を増やして5000人のおなかを満たした奇跡を伝え、床のモザイクにはパンと魚が描かれている。

「パンと魚の教会」のモザイク

湖畔にはイエスがペテロを弟子のリーダーにした「聖ペテロの首位権(召命)教会」があり、漁師だった聖ペテロがイエスの弟子となった場所に建っているという。ほかにも「山の上の垂訓教会」や、イエスが説教をしたシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)やペテロの家があったとされる「カペナウム」などがある。

ペテロの家があったとされる建物跡

ガリラヤ湖では「聖ペテロの魚」と呼ばれる魚が採れ、食用になっている。奇跡の魚なのだろうか。塩焼きで出てきたのはティラピアだという。

淡水魚だが、白身で淡白な味。付け合わせはフライドポテトだったが、大根おろしとしょうゆが欲しかった。日本ではかつて鯛のような味がするとして養殖されたが、今は日本では外来魚として生態系を壊すことが問題になっている。おいしいので、もし釣った人はリリースせずに食べよう。

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