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明治日本の産業革命遺産群(日本) 三池炭鉱万田坑、三角西港(三池エリア)

「旧高田回漕店」も明治20年代に建てられた回船問屋。荷物や乗客の世話をしていた。1999年に修復されて、往時をしのばせている。内部も見られるので、入ってみた

旧高田屋回漕店

国道57号線に出て、少し戻ると石橋の中之橋があり、先ほどの排水路を渡り、散策マップに従ってそこから排水路に沿って上っていく。

「旧三角簡易裁判所本館」「旧三角簡易裁判所弁護士等控室」と1890年(明治23)に開庁された裁判所関連の建物が移築されている。

 

旧三角簡易裁判所本館

旧三角簡易裁判所弁護士控え室

排水路を挟んで反対側には「旧宇土郡役所庁舎」。1902年(明治35)に建てられたもので、海技学院として船員の養成を行う場所になっている。

旧宇土郡役所庁舎

60分コースを、少し順番を替えながらゆっくり見て歩いて、1時間30分ほどだった。もう1度埠頭に戻り、海を見ながら歩いていくと、国道57号線に「二之橋」「一之橋」と石橋がかかっている。排水路は1本ではなかった。

三角西港は、三角東港へ鉄道が開通したことなどもあって、1900年代に入ると次第に衰退していった。その代わりに、日本で唯一、明治期の港湾施設がほぼ原形のまま保存されたそうだ。行った時はまだ世界遺産登録直後の平日だったので観光客はあまり見かけなかったが、今は往時の賑わいを取り戻しているだろうか。

(2015年登録)

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