古都京都の文化財(日本) 銀閣(東山)
1976年に撮った写真があった。同じような位置から撮ってみたが、向月台の形が少し違うような気がするが、銀沙灘の波の形は変わっていない。
木、水、石、砂…自然を表す造形
その先には錦鏡池(きんきょうち)という大きな池に島が浮かぶ庭園。この禅宗様式の庭園、夢想国師がつくった西芳寺(苔寺)の庭園をならってつくられた。池には7つの石橋と4つの浮石がある。「四方正面の庭」と言われ、どこから見ても素晴らしい庭ということらしい。
時計回りに、庭園を歩く。「洗月泉」という、小さな滝がある。これで池に水を引き込んでいる。
洗月泉から少し上ったところに展望所があるのでぜひ立ち寄った方がいい。銀閣や東求堂はじめ、銀閣寺全体が一望できる。ちょうど紅葉に入った時期だったので、もみじの赤がきれいだった。
出口に向かう前に、銀閣を「裏」から見られる。入り口側から見たときよりも近いかもしれない。日の光が当たっていたので、くっきりとしている。屋根の反り、2階の板壁、1階の白壁や障子などを見られた。
造った将軍の評判は悪いが、造ったもの自体はお見事、という建物だった。
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