古都奈良の文化財(日本) 興福寺・元興寺
最後に忘れてはいけないのが「三重塔」。こちらも国宝だ。1143年に建立され、鎌倉時代初期に再建されているという。内部には東西南北に薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来が各1000体ずつ描いた板絵があるというから、豪華な塔だ。7月7日に特別開扉されるという。
国宝満載のお寺、特に特別開扉の時に見たいものだ。
興福寺と並ぶ規模だった元興寺
世界遺産に登録されている寺として「元興寺」がある。少し時間があったので、地図で探した。興福寺から歩いてもそう遠くない。猿沢池の東側の道を南下し、ぶらぶら歩いて10分ほどで着いた。
中をのぞくと、国宝の本堂「極楽堂」が見えた。きれいな建物だったが、中に入るまでの時間がなかったので、のぞくだけにした。
同寺のHPによると、日本で最初の本格伽藍の法興寺(飛鳥寺)を710年の平城京遷都で移転してできたのが元興寺で、かつては興福寺と並ぶ大伽藍を擁していたという。罹災で多くが失われ、現在の極楽堂も鎌倉時代の創建という。
本堂の裏手には国宝の禅室も残る。往時の隆盛は想像するしかないが、興福寺に負けない歴史があるようだ。
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