
ルアンパバーンの街・上(ラオス)
ルアンパバーン市街~ワット・マハタート~プーシーの丘~ワット・シェントーン
東南アジア、インドシナ半島の内陸部の国ラオス(Laos)に、全体が世界遺産に登録された街がある。2025年11月に天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが初めての海外公式訪問でラオスを訪れた際に行かれたルアンパバーン(Luang Phabang、ルアンプラバンLuang Prabang)。その1年前の2024年11月、行ってみた。
日本からラオスの都市への直行便はない。30年来の友人3人とタイのバンコクからLCCでルアンパバーン空港に入った。11月でも外に出ると、たぶん気温は25度前後で心地いい。半袖1枚で十分だが「夜は涼しくなる」とガイドブックにあった。

空港からの交通の便は旅行者にとっては相乗りタクシーしかないようで、専用カウンターで1人50,000キープ(Kip、約350円)のチケットを買って、人数がそろったら出発する。キープの換算は0を3つとって50K×7=約350円という感じ。宿は街の中心部から少し西側で、着いてちょっと休憩してから街を流れるメコン川の夕日を見に行った

街はメコン川と支流のナムカン川に挟まれた半島状の東西に細長い土地にあり、東側の先端で両川が合流する。ホテルでパンフレットを見ながら見どころや道順を聞き、合流地点の近くにルアンパバーンの象徴的な寺院「ワット・シェントーン(Wat Xieng Thong)」があるので、そこを目指して寺院などを見ながらぶらぶらと歩くことにした。

「ワット(寺院)」巡りは徒歩で
翌朝、ルアンパバーン街巡りに出発。まず、ホテル近くの「ワット・マハタート(Wat Mahathat)」から見始めた。本堂は細長い建物でとんがった屋根が載っている。古めかしい石塔もある。


入ったのはどうやら裏口からで、大きな通りに面した表口から出たが、階段の両脇に龍のような像がある。日本の神社の狛犬だろうか。ガイドブックなどによると、川の聖霊で蛇神「ナーガ」という。ナーガの詳細は他に譲るが、隣国カンボジアのアンコールワットでも雨など水をつかさどる蛇神だったので、同様の神なのだろう。

メーンストリートのシーサワンウォン通り(Sisavangvong Rd)を東に向かい、前夜夕食を食べたナイトマーケットがある中心街を抜けていくと、右手に「プーシーの丘(Phou si)」への登り口がある。高さ150mほどだが、街には高い建物がなく頂上からの眺めがいいというので、入山料?30,000キープ(約210円)を払って、300段以上という階段を上った。

頂上からは確かにメコン川の流れとルアンパバーンの街並みの景色はいい。朝日や夕日のスポットにもなっている。頂上には金色の仏塔「タート・チョムシー(That Chomsi Stupa)」が立っていた。


タート・チョムシー
下山は丘の反対側のナムカン川沿いの道に降りた。坂の途中に涅槃仏や仏足石、洞窟寺院などもあって飽きずに降りられる。

仏足石

洞窟寺院
ナムカン川沿いに少し歩くと、メコン川との合流地点に出る。水害があったのだろうか、ナムカン川では大規模な堤防工事が行われていて、ガイドブックにあった対岸に渡る竹橋はなかった。合流地点のそばに「ワット・シェントーン」がある。
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