デリーのフマユーン廟(インド)


ドームの天井を見上げる。ドームの高さは外側は38㍍だが、2重になっていて内側のドームは外側より12㍍ほど低い。真っ白の大理石で、中央には幾何学模様の装飾がされている。


周りの部屋にも棺が置いてある。「親族や子供たちの棺です」という。この廟全体で100人以上が埋葬されているといい、家族、親族から側近まで、みんながこの廟に葬られているようだ。


外に出て、もう一度廟を見上げる。そういえば、ユダヤ教ではなく、イスラム教なのに六芒星(六角星)がいろいろなところにつけられている。「皇帝が好きなデザインだった」(ガイド)というのが理由だという。日本でも籠目という同じ六芒星の文様がある。魔除けになるという。こうしたデザインも日本に伝わったのだろうか。


この優美な建築が、のちに影響を与えた。シンメトリーの構造やアーチの使い方など、タージ・マハルの原型になった。
ちなみに、廟の周囲の庭園も「四分庭園」と呼ばれる、ペルシャ様式の庭園だという。領土奪回に手を貸した、妃の出身地でもあるペルシャの影響が、色濃く反映された霊廟のようだ。。

1993年登録

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