バイカル湖(ロシア)


展望台から少し出たところに岩場がある。岩に座って、しばしたたずむ。湖の対岸には山がみえる。バイカル湖を囲む山々は2000㍍級。少し霞んでいるが、かなり遠くにあるように見える。
バイカル湖は世界地図を開いてもすぐ目に付く「三日月型」の湖で、ほぼ南北に長さ636㌔、幅は平均48㌔、最大幅80㌔ほど。アンガラ川の流出口は南側。見えているのは細い部分ではあるが、それでも対岸が遠そうだ。
面積3万1500平方㌔で琵琶湖の約50倍、といっても想像がつかない。淡水湖としては世界一の大きさを誇る。

サケの仲間はここを海だと思っている?

展望台を降りて、リストヴャンカの街に入る。日曜日だけあって、車も人も多い。ここには水族館のあるバイカル湖博物館や第2次大戦終戦後にシベリアに抑留されこの地で亡くなった日本人の墓地などがある。
バイカル湖でとれる「オームリ」という大きいものは50㌢近い魚は、白身だがサケ科で、バイカル湖に注ぐ川を遡上し産卵してまた湖に戻ってくるというから、バイカル湖がサケにとっての海のような存在になっているようだ。干物などで市場で売っている。

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