ハロン湾(ベトナム)

ハノイ~ハロン湾クルーズ~ティエンクン洞窟

海の中に奇岩が林立する。映画の舞台にもなっている。「竜が降り立った」といわれるハロン湾に2013年、行ってみた。
ベトナムの首都ハノイから途中休憩を入れて、バスで4時間ほど。右手に見えている海の、かすんでいる向こうに突き出したものが無数にあるのが見えてくる。ハロン湾の入口だ。曇りなのがちょっと残念。ハロン湾クルーズの船着場に向かう。

観光船が埠頭にひしめく。その中の1隻に乗り込む。たぶん、同じような時間帯に出港するのだろう。競い合うように出て行く。

まずカブトガニを手に入れた

そんな船に横付けしてくる船がある。船の窓に取り付き、バナナとパパイヤを見せる。果物船だった。
「ハロン湾は海鮮を売る船ももうじきあります。カブトガニ、花ガニ、シャコ、車えび、紋合イカなどを売っています。買ったものは船で調理します」とガイド。カブトガニ? 日本では天然記念物なんですけど。「こちらではよく食べられています。いつもあるとは限りませんけど」。

早めの昼食の時間帯で、船に乗るとまず食事になった。海産物を売る船は沖合いにいる。いったんそこで止まり、観光客は海産物を買える。花ガニと紋合イカの料理は出るというので違うものを探した。
シャコを見せられた。でかい。日本のシャコの3倍はゆうにあって食べ応えがありそうだ。それより、やっぱりカブトガニだ。ガイドにお願いした。
「カブトガニ、きょうはある?」「あるよ、大きさは」「中ぐらいのを」。たぶん、こんな会話がされたんだと思う。漁師がたらいから無造作に出してきた。

本当にカブトガニだ。「50ドルだそうです」。高いのかどうかは分からないが、たぶんもう食べることはないだろうともらった。とがった尻尾をもたされた。胴体だけで40センチぐらいか。尻尾は同じぐらいあって、けっこう重い。これが「中」なのだろうか。船内に持っていって、調理場に渡した。

ベトナム料理を食べているうちに、本題の「林立する奇岩」が間近に迫ってくる。「海の桂林」と呼ばれる。奇岩が連なるという桂林(中国)に行ったことがないが、同じように海に奇岩が点在する松島よりは、スケールがかなり大きい。

海に突き出た奇岩が林立

岩というよりは、小さな島だ。「ハロン湾には1969の島があります。いろいろな形があって、アヒル、ニワトリ、猿、ラクダなど、動物に似た形もあります」という。よくは見分けられなかったが。

1皿ずつ出される料理をつまんでは、デッキに出て近づく奇岩、通り過ぎる奇岩を眺める。

カブトガニの味は

船内とデッキを何度も往復した後「これがカブトガニ料理です」と、置かれた。甘い味付けで、香草を使っているらしい。ほとんどが足の部分で、身をほじくり出して食べる。カニというだけあって、食感はカニの足とほとんど変わらない。古生代(約5億4000万~2億5000万年前)から姿が変わっていないという。ありがたく頂戴した。

そうこうしているうちに、ハロン湾の中に入ってきている。周りは奇岩だらけ。カブトガニをいただいたし、恐竜の形をした岩でも探そうと思ったが、けっこうなスピードで進むので、じっくりというわけにもいかない。

遠くにある奇岩に目をやったほうがよさそうだ。空は曇り。「日差しがあると、水面が反射してしまうので、曇り空の方が私は見やすくてきれいだと思います」。現地のガイドがいうのだから、確かなのだろうと納得させた。

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