古代都市テーベと墓地遺跡(エジプト) ナイル川西岸

王家の谷の背後にそびえるエル・クルン山

「この場所を墓に選んだのは、ピラミッドに見守られるからだといわれています」と説明した。この特殊な場所は、トトメス1世の紀元前1520年ごろから約500年間、新王国時代の王と家族、貴族の墓所になった場所だ。
王墓22を含めて64の墓が点在し、まだ発見されていない墓がある可能性は高いという。近くには王妃の墓を中心とした「王妃の谷」というのもある。
真っ先に向かうのはやはり「ツタンカーメン王の墓(Tombs of Tutankhamun)」。副葬品のほとんどは現在はエジプト考古学博物館(カイロ博物館)に移されているが、王のミイラはここに眠っている。

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