富岡製糸場と絹産業遺産群(日本)

温度管理で繭の生産量を上げる

群馬県藤岡市にある「高山社跡」も養蚕技術に関わっている。こちらは創始者の高山長五郎が試行錯誤の末に「清温育」という養蚕技術を編み出した。
高山社の前身の高山組ができたのが1873年(明6)で富岡製糸所の操業開始の直後。蚕室では「暑い時は部屋を開放して温度を下げ、寒い時は火力で温度を上げる」という管理方法で収繭量を増やし、品質を向上させたという。

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