ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区(ハンガリー)

ブダペスト市街~くさり橋~ブダ地区~ペスト地区

♪美しく青きドナウ(歌じゃないか)の「真珠」とたたえられるブダペスト(Budapest)。1992年、行ってみた。
春という季節が悪かったのか、晴れているのにどんよりとしている。当時はスモッグが結構ひどかった。今は改善されただろうか。
ドナウ河にかかる「セーチェーニ鎖橋」(くさり橋、Széchenyi Lánchíd)を渡った。橋の上からドナウを見ても「青き」という感じではない。やっぱり、空がすっきり青くて「青きドナウ」になるのだろう。


くさり橋は、ドナウ河をはさむペスト地区とブダ地区を結ぶ。両地区が合併したのは1873年。ゲートにはライオンの像がデーンと構えており、釣り橋で風情がある。

ケーブルカーで丘の上へ

王宮などがある丘の上がブダ地区。王宮をながめながら、歩く。円錐屋根の変な建物もみえる。
渡りきるとケーブルカーの乗り場がある。丘は徒歩でも上れるそうだが、便利な乗り物があるので利用した。乗ってみると、かなりの急傾斜だ。
ドナウ川の対岸、ペスト地区には国会議事堂などの街並みが少しかすんで見えた。ネガフィルムが古いということもあるかもしれないが。


丘の上は、1つの街、というのが第1印象。王宮は博物館になっており、とりあえず見学した。
王宮というぐらいだからきらびやかかと思ったが、普通の博物館、という感じ。ただ、いたるところで修復の工事をしていたので、行けない所が多くて、見られなかったお宝がたくさんあったのかもしれない。


王宮を出て歩いていくと、大きな尖塔とカラフルな屋根の教会が見えてくる。「マーチャーシュ教会(聖堂、Mátyás-templom)」という。その前が、ガイドブックによると三位一体広場というが、いわれはよく分からなかった。
周辺には土産物のほか、普通の生活用品を売る店などが並び、観光地というよりは、きれいなヨーロッパの小さな街角といったイメージ。その裏手にドナウ川の対岸から見えた例の変な建物がある。

魚市場があった砦

「漁夫の砦(Halászbástya)」という。海はないのに、と一瞬思ったが、そうそうドナウではもちろん魚が獲れる。魚市場があったのがいわれという。


とんがり帽子の塔が7つ。ハンガリーの7つの民族を表しているという。ここからのドナウ河とブダペスト市内(ペスト地区)のながめは抜群。スモッグがなければなおさら絶景か。
廊下がカフェのようになっていて、一服するにも絶好だ。
ちょうどお昼時。近くにハンガリー料理(たぶん)の店があったので、入ってみた。メニューを出されたが、ハンガリー語を読むのはちょっと無理。読めたとしても中身が分からない。
ガイドブックにある名物料理「グヤーシュ」を指さして、ビールと一緒に注文した。グヤーシュは、ピーマンなどの野菜や肉が入ったシチューと思ってもいいかもしれない。味付けは何かよく分からなかったが、口に合うのでお試しを。
帰りも楽をして、ケーブルカーに乗り、くさり橋を渡って市街地に戻った。

美人を探しながら古い街並みへ

ドナウを横に見ながら、川岸の上の道をブラブラと歩いてから、ペスト市街中心部へ。古い石づくりの建物が並んでいて、車が走っていなければ中世の街に入り込んだ趣。もちろん中世を知っているわけではないが。
空同様、空気がどんよりしていて、少しほこりっぽいが、土産物屋などをのぞきながら、ブラブラと歩いた。「国会議事堂」や、劇場、コンサートホールの「ヴィガドー」など、世界遺産に登録された建物が市内に点在している。


ケルト人による街ができたのは2000年ほど前、ローマ時代に遡り、現在国民の大半を占めるマジャール人は9世紀ごろにこの地に住み着いたという。元々は東洋系とかで、髪は黒く、美人が多いと聞かされていたので、キョロキョロするのも忘れなかった。

古い建物が並んでいる中心部の街並みも、歴史を感じさせる。


街をぶらついた後、地下鉄に乗って市街地の外れのホテルに戻った。後で知ったのだが、市内中心部にあるヴェレシュマルティ広場から出ている地下鉄1号線は1896年開業で、ロンドンに続く世界で2番目にできた地下鉄ということで、世界遺産にも入っている。
ホテルに戻るのに必死で駅名しか見ていなかったので自分が何号線に乗ったか定かではないが、残念ながら1号線ではなかった。せっかくその広場には立ち寄ったのだから、知っていればちょっと乗ってみたかった。

1987年登録

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