イグアス国立公園(アルゼンチン・ブラジル)

フォス・ド・イグアス~イグアスの滝・ブラジル側~イグアスの滝・アルゼンチン側~イグアスの滝上空

世界3大瀑布の1つ、イグアスの滝。「悪魔ののど笛」という不気味な呼び名も、好奇心をそそる。2013年、行ってみた。
ブラジルに入国した。この滝は、ブラジルとアルゼンチンとの国境線になっているイグアス川にある。「Cataratas」の文字が看板などにある。ポルトガル語(スペイン語も)の滝。まずは、ブラジル側から見る。ゲートでいったんバスを降りて入園し、再びバスでホテル・カタラタス前に。ここからブラジル側遊歩道が始まる。少し歩くと、滝の音が聞こえ始める。と思ったら、目の前に滝の連なりが現れる。

虹がかかり、のっけから歓迎されている気になる。日本からだと地球の裏側。目に入った瞬間に「見たぜ!」と思ったが、ここから見えるのはほんの序の口だと、すぐに分かってくる。


遊歩道は1・2キロ。イグアス川沿いの崖を少しずつ降りていき「悪魔ののど笛」に近づく。途中にいくつも展望台があり、そこで立ち止まる。川の向こうに連なる滝を見ると、大きく上下2段になっている。遊歩道の先には、さらに大きな滝が、木の陰から見え隠れしている。遊歩道のあちこちに人だかり。何かと思ったら、ハナグマの家族だろうか、観光客の足元にたむろしている。「写真を撮るだけでエサはやらないでください」とガイド。


このあたりは動植物の宝庫で植物は2000種以上、鳥類400種以上、哺乳類は80種以上、昆虫は数知れずで、蝶だけで300種以上がいるという。

名前の由来は「大いなる水」

足取りは軽いが、あまり早く歩くと、せっかくの展望台での景観を逃すので、ブレーキを掛けながら歩く。右手には常に滝が見えている。だんだん、川や滝が近くなってきて、水の音も大きくなってくる。
イグアス(Iguaçu、Iguazu)は先住民のグアラニ語で「Y GUASU(大いなる水)」が語源。聖地でもあり、たくさんの滝の集合体で「275の滝が登録されています」という。どうやって数えたのだろうか。


パンフレットによると、毎秒の水量は平均1413立方メートル、もっとも多い10月で2506立方メートル、少ない4月で1326立方メートル。季節によって滝の数は150~300に変わり、滝部分はアルゼンチン側80%、ブラジル側20%の割合だという。


行ったのは2月初め、現地では秋口だった。ガイドが「ちょっと見てください」と手を見せる。止まっている蝶の羽には「88」の文字。「他の数字もあります」という。


「71(91?)」の蝶も見つけた。探せばもっと違うのがいるかもしれない。防虫スプレーはしていたが、蚊は見かけなかったように思う。


森の中の最後の展望台から「悪魔ののど笛」がはっきり見えてきた。森を抜け、今度は2段になっている滝の1段目と2段目をつなぐ川の中に、遊歩道が突き出している。あそこに行くのか、と思うとさらに足取りは軽くなる。


川の上の展望橋に入ると、足元は流れの速い。1段目の滝を見上げるようになる。徐々に、水しぶきが強くなってくる。
カメラには注意したほうがいい。すぐにレンズに細かいしぶきがつく。ビニール製の防水ケースにカメラを入れた。

悪魔ののど笛に迫る

悪魔ののど笛方向に目が行きがちだが、2段目に落ちる水の流れ、足元方向を見るのも忘れないようしたい。自分より下に虹が見える。しかも自分を取り囲むように、グルッと1周しているような丸い虹。こんなのは見たことがなかった。


展望橋の先端、悪魔ののど笛が正面に見える。悪魔ののど笛は、アルゼンチン側になる。大迫力だ。すぐ左手の滝もものすごい水量で流れ落ちている。音がすごい。しぶきもすごい。

悪魔ののど笛だけではなく、周囲の滝も豪快に水を落としている。日本で大滝と呼ばれる滝が100ぐらいまとまってある感じ。服がじっとりとしてくるが、しばし、目と耳を奪われた。


遊歩道を戻り、滝のすぐ横を抜けて、エレベーターに向かう。滝がもっとも間近に見えるのが、このあたりだ。


結構人が並んでいたが、10分ほどで上がる。今度はイグアス川が落ちる滝口を上から見られる。悪魔ののど笛は見えなかったが、ここもなかなかの眺望。ブラジル側から見るイグアスの滝の終点で、レストランなどがある。横を流れるイグアス川は、滝の荒々しさとは対照的に、滝の直前までゆったりと流れていた。

  1. この記事へのコメントはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。