カトマンドゥ盆地(ネパール)

信仰の都、バクタプル

もう1つ、見ておかなければならないのが「バクタプル」(Bhaktapur)。889年につくられ、15世紀に旧王国の都の1つとなった。「バドガオン(信仰の都、Bhadgaon)」とも呼ばれ、カトマンドゥ、パタンよりも中世の街並みが残されている。坂を上り、獅子門の前を抜けダルバール広場(旧王宮広場)に入る。

木造彫刻が施された窓が並ぶ「55窓の宮殿」まで続く旧王宮が左手にある。右手にはかなり古そうな寺院群を右手に見ながら進む。

55窓の宮殿は2階が窓しかない感じだ。数えてはいないが、全部で55あるのだろう。

正面にパシュパティ寺院が見える。名前でもう分かったと思うが、ヒンドゥー教のシヴァ神の化身の1つだ。

バクタプルに残る最古の寺院で15世紀末に建てられた。周囲の建物の壁を見ると、レンガと木を組み合わせた精緻な彫刻などが目を引く。

ゴールデンゲートから旧王宮に入った。中庭に当たる「タレジュー・チョーク」まで行って引き返した。王宮内の窓や扉を見ておきたい。ネワール芸術の粋を集めているとされる。


ダルバール広場を抜け、古い街並みを見ながら進むとトゥマディー広場に出る。一段と高い基壇の上に五重塔。18世紀に建てられた高さ30㍍の「ニャタポラ寺院」がそびえている。

基壇階段の両脇には下から戦士(ガイドは相撲取りといっていたが)、象、獅子、グリフィン(上半身が鷲か鷹、下半身がライオン)、女神の像が階段の左右に1体ずつ置かれている。
戦士が普通の人の10倍、上に行くにつれてさらに10倍ずつパワーを増すという、強力メンバーに守られた寺だが「何を祀ってあるか分からない」とガイド。本尊は「開かずの扉」の向こうにあるという。
ニャタポラの基壇を上がった。広場を見渡す。右手に古い寺院を利用したカフェ・ニャタポラがあったが、2階まで鈴なりの客でお茶はあきらめ、さらに先に進む。

タチュバル広場までの路地にはバクタプルでも古い街並みになっている。屋根が傾いていたり、苔がびっしり生えていたり。広場にはピムセン寺院とダッタトラヤ寺院。15~16世紀の建物が並ぶ。ダッタトラヤ寺院を守るのも戦士だった。

ネワール芸術の「窓」を見上げよう

道を歩いていると、民家や商家、寺院などの建物の特に窓の見事さに気付く。「ネワール芸術」の1つとして、彫刻などが施されている。バクタプルにある「孔雀の窓」が有名だ。

ネパール切手の図案になった「切手になった窓」はカトマンドゥにある。3つの都を歩きながら家々を見上げてみると、それらに勝るとも劣らない見事な「窓」に出合う。こうした家は地震でどうなっただろうか。

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