サンクトペテルブルグ歴史地区と関連建物群(ロシア) サンクトペテルブルグ市街

芸術広場プーシキン像

ここは元々、バルト海(フィンランド湾)に注ぐネヴァ川の河口の沼地。ピョートル1世(以下大帝)は若いころにドイツの造船所で身分を隠して働くなど、欧州を見聞し、ロシアの立ち遅れを実感した。

沼地に杭を打ち、街を建設

「西ヨーロッパに開かれた窓」として建設されたこの街は、1703年に完成し、都も移した。ヨーロッパに負けない街づくりには戦争捕虜や農奴らが動員され、湿地に木の杭を打ち、石で埋めて都市の基礎を造った。
数万人が命を落とす難工事だったという。街中に大帝の像がたくさんあるが、デカブリスト広場にある「青銅の騎士像」は人気で「新婚カップルは必ずここで記念撮影をする」(ガイド)という。