ヴァチカン(バチカン)市国 ヴァチカン(バチカン)美術館
「クニドスのアフロディーテ」はギリシャ時代に有名だった彫刻の摸刻で、ローマ時代につくられたものだという。
ピオ・クレメンティーノ美術館内に戻って「ミューズの間」は天井のフレスコ画が美しい。ギリシャ神話の女神の名前を取っているだけに、女性の彫刻がたくさん置かれている。
「円形の間」には、貴重な赤大理石の一枚岩から削り出したという、直径10㍍以上はありそうな巨大な杯が据えられている。噴水? 用途はよくわからなかった。
「十字の間」にも赤大理石。コンスタンティヌス1世の母のヘレナと、妹のコンスタンティアの石棺だという。
ここまで休憩を入れて約6時間、歩き回った。最後にもう一度システィーナ礼拝堂に向かった。もう一目「最後の審判」を見ることと、礼拝堂の右手にある出口を使ってサン・ピエトロ大聖堂側に出るため。
ガイドブックを見ると、正規の出口もらせん階段になっていて面白そうな感じなのだが、これから行こうとしている大聖堂の大クーポラに上がるエレベーターのところに出るこちらの出口を選んだ。
礼拝堂の出口からだとセキュリティーチェックなしで大聖堂に入れる。美術館をいったん出ると、大聖堂で改めてセキュリティーチェックを受けなければならない。
美術館⇒大聖堂の順にみる人には便利な近道だ。
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