紀伊山地の霊場と参詣道(日本) 熊野三山と熊野古道

1990年当時の熊野本宮

縁起などによると、邇邇藝命(ににぎのみこと)の兄・天火明命(あめのほあかりのみこと)が熊野を治めた熊野国造の祖神。第10代崇神天皇の世に天火明命の孫の熊野連の前に、素戔嗚(すさのお)尊ほかの神が熊野川の中州大斎原に降臨。その地に熊野本宮大社が創始された。
紀元前33年というから、2000年以上前の話だ。主祭神は家都美御子大神(けつみみこおおかみ)で「すさのおのみこと」になっている。
1889年(明22)の大洪水で消失し、現在の場所に上四社(第1殿~4殿)が再建され、中四社、下四社は移されていない。熊野造という独特の建築方式だという。

  1. この記事へのコメントはありません。