ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群(ロシア)

国の宗教の決め方は?

スーズダリ市街で昼食を取りながら雨上がりを待った。食事が終わったころには雨は上がっていた。ただ、10月初旬とはいえモスクワ近郊は寒い。
バスの窓越しに伝わる冷気に、薄手のセーターにジャケットでは心もとない。察した現地のガイドが「これよかったら」とダウンジャケットを差し出してくれた。
スーズダリから、次の「白亜の建物」があるウラジーミル(Владимир、Vladimir)に着いた。車窓から見る街に中世の匂いはなく、りっぱな小都市の風情。ガイドの話の通り、かつて鉄道を受け入れた街と、馬を選んだスーズダリとは発展度が違ったらしい。
「黄金の門」の横でバスを降りる。やはり寒い。ダウンを借りてよかった。名前は黄金だが、白亜のこの門は凱旋門の役割があったそうで、キエフにあった黄金の門をモデルに12世紀に作られた。かつてあった城壁の門の1つで、いまは門の周りが道路になっていて車が行きかう。

  1. この記事へのコメントはありません。