シドニー・オペラハウス(オーストラリア)

シドニー市街~オペラハウスビュースポット~オペラハウス~ハーバーブリッジ

「変な形をした建物だなあ」というのが第一印象。三角で丸い? 屋根が重なり合って、ミョウガのような形にみえる。1998年、行ってみた。
シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)を見に行ったときは、まだ世界遺産には登録されていなかった。シドニー市内で観光バスに乗った際、たぶんシドニーでも「珍しい」建物だということで、コースに入っていたのだと思う。
シドニーオリンピックの前だったので、街がどんなふうになっているかの方が興味があった。オペラを見る習慣もなく、一度ドイツで連れて行ってもらったときは演目の内容すら把握できなかった記憶がある。
歴史のありそうな建物でもなく、どことなく、おざなりに見てしまったというのが正直なところだ。昔のネガフィルムも管理不備ですこし痛んでいるので、画像もよくないのは容赦を。

ヨットの帆をイメージした

確かに奇妙な建物だった。ハーバーブリッジも見える、ビュースポットというところにまず行った。
オペラハウスは、ポート・ジャクソン湾という、モータボートが頻繁に行き交う湾に突き出た半島の先端にある。埋め立てたのかどうかはわからないが、半島から突き出したように建っている。


「デザインはヨットの帆をイメージしている」と、ガイドが言っていたと記憶している。
白い屋根や壁面から「シェル(貝殻)」とも呼ばれているそう。背後には古い鉄橋がある。ハーバーブリッジというシドニーの名所。両者合わせてシドニーのシンボル的存在だという。

白い幾何学模様のタイルは100万枚

移動してオペラハウスに入った。
白い外壁は近寄ってみると、表面に幾何学模様が入っているタイルが張られていた。外側の部分はこうしたタイル張りになっている。


もっと建物に近づいて裏を見ると、コンクリートの打ちっぱなし、強度の問題なのだろうか、ひだやくぼみのついた梁や柱のようになっている。


あとで調べたが、このオペラハウスは1955年に公募によってデザインが決定した。デンマークの設計家ヨーン・ウツソンのデザインが採用された。
ところが、実際に造り始めると構造設計や費用などで問題が発生し、デザインや工法を変更していまの形になったという。どこかの国の国立競技場の問題に似ている。
1973年に、予定より10年遅れで完成した。建物の高さは183㍍、外壁にはスウェーデン製の白いタイルが100万枚以上張られている。


オペラハウス内にも入った記憶はあるのだが、写真がみつからなかった。当時はフィルムをそんなにたくさん持って行けなかったことや、たぶん普通のコンサートホールと同じようなものだったから撮らなかったのだろうと思い返している。
2棟あって一方はオペラ、一方はコンサートのホールとして使っているが、外側のような奇抜さは内側にはなかったと思う。

見る方向でイメージが変わる外観

ハーバーブリッジのたもとあたりにあるレストランで昼食をとった。そのすぐ近くにある、ポート・ジャクソン湾に面した遊歩道からのオペラハウスの景観もいいというので、行ってみた。
湾をはさんで反対側に、正面を向いたオペラハウスが海面に浮かんでいるように見える。確かに欧州などでは伝統的な建築が多いオペラハウスにしては斬新なデザインだ。


角度によってはミョウガではなく、恐竜の背中のように見えるのは私だけだろうか。
その後のシドニーオリンピックなどでオペラハウスの景観を見る機会が多くなった。バルセロナのサグラダファミリアはまだ建設中だが、世界遺産に登録されているのは完成されていた一部。なので、登録されたときは建築物の中でもっとも新しい世界遺産なのだという。
歴史的建造物などはいつ世界遺産になるかわからないので、見る機会があれば、その時は登録されていなくてもしっかり見ておくようにしよう。

2007年登録

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