白神山地(日本)
また滝の横を登っていくと、第1の滝にたどり着く。上流の滝に行くにしたがって急流になるのか、滝つぼ周辺は水しぶきのたっぷり具合が変わってくる。3つの中で一番落差があるようだ。
第1の滝はマイナスイオンたっぷり
第1の滝では傘がほしいと思ったほどの勢いで水滴が飛び散り、マイナスイオンもたっぷり浴びられたと思う。10月だったから雪解け水ではないのに水量の豊富さにはびっくりした。
そこから引き返したが、下りの方がちょっと怖かった。所要時間は片道1時間強。3つ見ると、けっこうな山歩きになる。
引き返してANMONを後にし、津軽峠にあるマザーツリーを目指す。駐車場が小さく、通りすぎてしまいそうだった。今は整備されているだろうか。5分ほど歩くと、樹齢約400年、幹周り4・65メートル、森の「主」に出会える。
さすが、マザーツリーの風格
巨木の風格、見上げたときの枝ぶりの見事さ。知らず知らずのうちに、うなっていた。日本中にあるこうした巨木はなぜか気持ちを落ち着かせてくれる。
根元は根の保護のため、ロープで囲われており、歩くところは地面に触れないように板敷きになっている。
保水力があるブナは、葉で受けた雨が幹を伝って根元に落ち、それを根が吸い上げ、水を循環させている。だから、根元は大切だ。幹に耳を当てると水を吸い上げる音が聞こえるという。
周りにある近寄れるブナの幹に耳を当ててみたが、聞き取れなかった。別な木でもやってみたが、やはり聞こえずじまい。大きな木じゃないとだめなのかもしれない。
暗門の滝やマザーツリーのほかにも、日本の滝100選に選ばれた「くろくまの滝」や、ブナ林をめぐるたくさんのトレッキング道や、気軽の歩ける散策道などがあるので、ビジターセンターやHPでの情報収集をしたい。
白神岳はじめ入山が制限されている核心地域を見渡せる展望所など、立ち入れる場所は随所にある。
白神ラインからは主峰白神岳はじめ白神山地の山が見られる。ただ、観光地としては当時はまだ十分整備されていなかったが、それがいいのかもしれない。
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