イスタンブール歴史地区(トルコ)


続いて「表敬の門」を通り、左手に行くとハレム、日本で言えば大奥。スルタンに仕える女性の居住区で、多いときは1000人もいたという。
うらやましいかどうかは、そんな経験がないので分からないが、江戸時代の大奥を題材にしたドラマや映画を見ると、たぶん権力争いなど面倒なことも多かっただろうと想像はつく。
正面が「幸福の門」。このあたりで式典などが行われていたという。謁見の館、図書館などあるが、最大の見どころは宝物館なので、まっすぐそこに向かった。

スプーン3本と交換した巨大ダイヤ

入場料は別料金。写真撮影はもちろん禁止。薄暗い館内では、歴代スルタンが世界中から集めたコレクションが、ライトアップされて浮かび上がっている。
「スプーン職人のダイヤモンド」は世界で7番目に大きい86カラット。原石を拾った漁師から、スプーン職人がスプーン3本と交換して譲ってもらったという話があるそうだ。
世界最大級のエメラルド3つがはめ込まれた「トプカプの短刀」。使うときには気を使うだろう。玉座に甲冑、花瓶や水差しなどにも金や宝石をこれでもかというぐらいちりばめている。絵葉書にあった。

  1. この記事へのコメントはありません。