ルアンパバーンの街・上(ラオス)

寺院は1560年にラーンサーン王朝のセーターティラート王によって建立された。中国南部の武装組織黒旗軍の侵入で1887年に略奪などの被害を受けたが、修復された。本堂はラオスで最も美しい建物と言われる通り、開いた本を伏せたような屋根が連なる姿が優美だ。壁には赤地、黒地に金の絵がびっしりと描かれている。

中に入っても、壁面は絵画でびっしり。仏教画や龍などの動物(?)、王室行事のようなものなど様々なモチーフが描かれている。

 

奥の祭壇には黄金の仏像が安置されている。古さはわからなかったが、日本の仏像と表情は違う。タイなどと同じ感じだ。

本堂を出て裏手に回る。横から見る本堂の方が、ルアンパバーンの寺院という感じがする。屋根の上には17本の尖塔や、たぶんナーガの彫刻が置かれている。

本堂の裏の壁面には「マイトーン(黄金の木)」と呼ばれる大きな木のモザイク画が描かれている。かつてここに大木が立っていたそうだ。世界の神話や旧約聖書にある生命の木(樹)をイメージさせる。同じ発想なのだろう。

本堂の周りにはいくつかのお堂もあり「赤堂」には涅槃仏がある。壁面に人々の暮らしなどをモザイクで描いた建物も印象的だった。

1995年登録

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