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韓国のおいしい食べ物 参鶏湯&チヂミ

夏バテ防止の健康食

韓国で参鶏湯(サムゲタン)を初めて食べたのは1984年だった。ロサンゼルス五輪の閉会式を、次の開催国韓国のソウルで見て、街やスポーツの様子を取材する仕事の時だった。ソウルで知り合った方が「韓国では夏の暑さを乗り切るために食べます」と、店に連れて行ってもらった。

その後、何度か韓国に行ったが、夏に限らず参鶏湯の店を見つけたら(看板などであると分かったら)、滞在中に1度は食べるようにしている。

ソウルの仁寺洞の繁華街で食べた参鶏湯は、ぐつぐつ煮えた器の鶏をテーブルでハサミを使って切り分けてくれた。まずは目と音で、おいしさを味わうということか。

参鶏湯は丸鶏のおなかにもち米と、高麗人参や鹿茸、松の実など体によさそうなものを詰めて、骨まで食べられるようになるまで煮込んでいる。

いつもはここに「チヂミ」を注文するのが筆者の定番。チヂミはいわずと知れた、日本のお好み焼きを薄くした感じの「粉もの」。刻んだ野菜などが入っている。この2つでマッコリを飲み始めると、いつも飲みすぎるので、健康にいいのか、悪いのか。

土産物店には、レトルトの参鶏湯もあるので、買ってくれば帰国してからも楽しめる。

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