おいしい日本料理 知床・阿寒のエゾシカ料理
高級食材シカ肉を気軽に食す
自然に恵まれた知床はじめ、周辺の阿寒や釧路などでも「エゾシカ料理」が出されている。増え続けているため駆除の対象になっているが、料理には食肉用のエゾシカを使っているという。
阿寒では「阿寒やきとり丼」。やきとりといっているが、肉はエゾシカ。湖畔の市街地のレストランなどにあるのぼりやポスターが目印だ。
「焼き、揚げ、こね」の3串が基本といい、「阿寒やきとり丼」を名乗るにはその他にもいくつかルールがあるそう。
店によって味などに工夫しており、食べたのは、しょうゆ系の味のついた焼き、ソースがかかった薄切り肉を巻いた揚げ、レタス包みのつくね(こね)の3串がついた定食だった。
味の表現は難しいが、意外とあっさりして、牛や豚とは明らかに違うのは分かる。においなどは気にならない。
エゾシカ料理をもう1つ。知床のウトロにある知床世界遺産センター内のレストランで食べたのが「エゾシカカレー」。エゾシカ肉がごろんと入ったカレールーに、野菜が添えられている。
カレーなので味の違和感はまったくなかったが、逆にエゾシカの肉だということがよく分からなかったという印象もある。
どちらもB級グルメっぽいが、食材としてのシカ肉は「ジビエ料理」の高級品。食べたのは10年ほど前だが、新たな名物になっているだろうか。
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