古都奈良の文化財(日本) 興福寺・元興寺

奈良時代に多くの伽藍がつくられ、春日大社の実権も収めて寺勢が強まった。平安時代に入ってたびたび、朝廷に強訴するなど、強権を発動したこともあってか、平安時代末期、平家の力が強かった1180年に平重衡による兵火で、伽藍はすべて焼失した。その約400年後にあった比叡山の焼き討ちと構図は似ている。今残っている建物の多くは、鎌倉時代に再興されている。

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