アジャンターの石窟群(インド)


ガイドブックの地図によると、入り口側から奥に向かって第1窟、第2窟…と番号が振られ、27窟まであったが、実際には30窟はあるという。第1窟に入る。そこがいきなり、このアジャンター石窟群のハイライトの石窟ともいえる。
とにかく、暗い。いくつかの壁面にはぼんやりとライトアップされているが、それ以外は目が慣れるまで何があるのかよくわからない。ガイドは持ってきていたが、懐中電灯があった方がいい。
ガイドが懐中電灯で照らしながら、まず説明してくれたのが、正面の仏像の左にある壁画だった。
「蓮華手菩薩(パドマパーニ)」という。蓮華を持った菩薩図なのだが、日本の法隆寺金堂の壁画のモデルになった絵なのではないかと言われているそうだ。

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