昌徳宮(韓国)


次に見える「尊徳亭」は面白い建物だ。六角形の建物で屋根が二重になっている。「砭愚榭」「勝在亭」と、建築様式の違う建物で、気分や用途によって居場所を変えたのだろうか。


一番奥にあるのが「玉流川一帯」。この庭園全体は自然の地形を利用した上で池や建物を配しているので、けっこうアップダウンがあり体力も必要だ。
王様は輿にでも乗るのだろうが、せっかく少しずつ登ってきたのにかなり谷を下る。帰りが大変そうだ。玉流川一体には名前のとおり川が流され、滝もつくられている。
1636年に第16代仁祖が「逍遥巖」という地面に出ている岩盤を削って曲線の溝を造り、盃を浮かべて流しながら詩をつくる「曲水宴」を始めたという。

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