スイスアルプスのユングフラウとアレッチ(スイス)

欧州最高点の駅を目指す

どんどん高度は上がっていくので、街が小さくなっていく。車窓からはアイガー(Eiger、3975㍍)、メンヒ(Mönch、4017㍍)、ユングフラウ(4158㍍)といったアルプスの山々が峰を並べている。
風景に気を取られているうちに、クライネ・シャイディック駅に着く。山岳鉄道のユングフラウ鉄道に乗り換える。

待ち時間に駅周辺をぶらついていて、止まっている電車をふと見ると「OTSU」と書いてある。大津? 何でも、電車の車両を滋賀県の大津市が寄贈したらしい。
ユングフラウ鉄道は、目の前にそそり立っているアイガー、メンヒにトンネルを通し、ユングフラウ直下の鉄道駅では欧州最高点3454㍍のユングフラウヨッホ駅に通じている。16年かけて1912年に開通した。

難工事だったという。2012年に100周年を迎えたが、この思い切った登山鉄道で、スイスの観光大国の地位が確立されたという。

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