四川省のジャイアントパンダ保護区(中国)

センターでは繁殖で大きな成果を上げていた。研究所のようなところに入ってみると、生まれて間もないパンダが飼育器の中にいた。手の平に乗るぐらいのサイズ。自力では歩けないのだろうが、それでもしっかりとパンダ色をしている。

子供パンダは愛嬌たっぷり

研究所の裏手には、子ども用の広場が広がっている。いろいろな遊具があり、そこで3、4歳ぐらいのパンダが遊んでいる。
木登りで先を争ったり、滑り台のようなものに乗ったり、時にはけんかもするなど、人間の子どもと同じようだった。

そこで暮らしていたパンダは地震後、同じ四川省の成都、雅安などの研究施設に移されていた。全体の80%が破壊されたセンターは、その後の復旧作業で少しずつパンダが戻って、現在では観光客の受け入れが始まっていると聞く。パンダたちが古里で過ごせるようになって何よりだ。

2006年登録

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