
メテオラ(ギリシャ)
水源は見当たらないので、水は雨水をためていたというから、生活ぶりはかなり厳しかったと想像される。修行の場だけのことはある。
この修道院は、標高551メートルの岩の上に造られている。14世紀半ばにここで隠遁生活を始めた人の名前を取っている。中に入らなかったが、ガイドブックによるときらびやかなイコンで飾られているという。

最後に行ったのが「ルサノー修道院」。バスで向かう途中で「ここが写真スポット」という場所で降りた。メテオラの巨岩群を一望できる。ここでは4つの修道院が見られた。写真の左からルサノー、聖ニコラウス・アナパヴサ、メガロ・メテオロン、ヴァルラームの各修道院。メガロ・メテオロンとヴァルアラームは近くにあるように見えるが、平面の距離はかなり離れている。

メテオラ・ルサノ修道院近くの展望所。左からルサノ、アギオス・ニコラウス、メガロ・メテオロン、ヴァルラーム各修道院
とメガロ・メテオロン(奥)各修道院.jpg?resize=650%2C488&ssl=1)
展望所からヴァルアラーム手前)とメガロ・メテオロン(奥)各修道院

展望所・聖ニコラス・アナパヴサ修道院

ルサノー修道院
ルサノー修道院は、駐車場から見上げるとこじんまりとした感じだ。けっこう岩の高いところにあり、かなり上らないといけないようだ。

修道院の敷地に入ると、すれ違うのがやっとという階段や橋を通って進む。一番上にあるのが聖堂。その手前でガイドから説明があり、1時間ほどの自由時間となった。


修道院名は旧地主の名前に由来しているらしいが、ガイドブックなどによると公式の創建者はイオアサフとマクシモスという兄弟で1529年に自費で建立したという記録が残っているという。敷地は狭く、岩壁ぎりぎりに建っているので、空中に浮いているようにも見える。


聖堂の入り口にはバルコニーがあり、観光客がくつろいでいる。聖堂の中はやはりイコンで飾られている。判別がつかなかったが「最後の審判」の壁画もあるらしい。


この修道院も尼僧院だという。立ち入り禁止のエリアを上から見ると、きれいな庭を持つ建物が見えた。尼僧たちが生活している空間なのだろうか。こうしてみると、急峻な岩山のてっぺんに建てられているという感じはない。

ちなみにメテオラは「空中に浮かぶ」というギリシャ語メテオロスからきているという。メテオラでの修行の伝統や修道生活、精神はギリシャ正教の神髄とされ、この地は「聖地」となっている。教会だけではなく、厳しい修行の環境を作り出した岩山ごと、世界遺産になっている。
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