
ルアンパバーンの街・下(ラオス)
ワット・シェントーン~旧王宮~ワット通り~托鉢見学~ワット・アハム、ワット・ヴィスンナラート
ルアンパバーン巡りはワット・シェントーンで折り返して、市街地の方へ戻る。住宅街のようなところを抜けて、メーンストリートのサッカリン通り(Sakkalin Rd)に。街を東西に走るこの通りは後で行く王宮あたりで東はサッカリン通り、西はシーサワンウォン通りと名前が変わるようだ。

黄金の秘仏が安置された旧王宮
サッカリン通りは通称「ワット(寺)通り」で、道沿いには寺院が点在している。いくつか入ったので、その中から写真でご紹介。外側を見るには拝観料はかからないが、内部を見る際には拝観料が必要な寺院もある。

ワット・センソウハラム

ワット・シッポソプアラム

ワット・シリモンコンサイアラム
ワット巡りはお腹いっぱいになってきたので、先に上ったプーシーの丘の入口の向かい側にある「旧王宮」に入る。今は国立博物館になっている。入場料は60,000キープ(約420円)。入場してすぐ右手に金の装飾がまぶしい「黄金の祠」がある。

プーシ―の丘入口から見た黄金の祠

黄金の祠
ルアンパバーンの街の名前の由来となった「パバーン仏」が中に安置されている。14世紀にクメール王朝(現カンボジア)から贈られた黄金の仏像。ルアンパバーンは「黄金のパバーン仏」という意味だという。撮影は禁止。黄金仏はルアンパバーンだけではなく、ラオス全体の守り仏になっているという。
いつ建てられたかはわからなかったが、正面ほか、祠の壁面や柱にはびっしりと金色と緑色の装飾があり、きらきら光っている。中に入る際は、階段下で靴を脱ぐ。

旧王宮は大きな荷物(リュックなども)は持ち込めないので、まずロッカー室に寄って収めていく。旧王宮はフランスの保護領(といっても植民地)になる直前にフランスとラオスの建築様式を合わせて友好の証として造られたそうだ。ここも中の撮影は禁止なので、見るだけ。王族が使用した日用品や所持品、世界各国からの贈り物などを中心に展示されている。

祈りの街を象徴する朝の光景
翌朝、ルアンパバーンを代表する光景とされる「托鉢」を見に行った。夜明け前に始まるというのでホテルの人に聞くと「朝6時すぎには始まる」と言われて、5時40分に出た。市内では何カ所かで托鉢が行われるというが、メーンストリートのシーサワンウォン通りが確実と思っていってみた。
托鉢というのは、僧侶など出家者が修行のために経を唱えながら街を歩き、持っている鉢に食物や金銭など「お布施」を入れてもらうことで、ルアンパバーンでは毎日行われる。メーンストリートの片側に低いイスが並んでいて、観光客は托鉢用の蒸し米などを屋台の店で買うとイスに座れる。6時過ぎに着いて待っていると、6時25分の日の出直前ぐらいにお坊さんたちの列がやってきた。
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