アルベロベッロのトゥルッリ(イタリア)


トゥルッリの内部を見せてくれるうちもある。通りがかりに招き入れてくれたので、お言葉に甘えてちょっと中を見せてもらった。ガイドの言う通り、かなり内部も頑丈そうな造り。確かに1部屋がちょっと狭いように感じた。


前夜行った教会からリオーネ・モンティ地区を展望する。「甍の波」というか「とんがり丸屋根の波」。


その地区に入った。さすがに1000軒のトゥルッリがあるだけあって、どこもかしこもトゥルッリが連なっている。

屋根に描かれた奇妙な絵や文字

リオーネ・モンティ地区のトゥルッリは、土産物屋やレストランなど店舗になっているのが多い。建物の中を見られて、屋上にも上げてくれる家や店もある。
屋根には奇妙な文字や絵が描かれている。アイア・ピッコラ地区では気づかなかった。

「文字や絵はその家の紋章といわれていますが由来はよくわかっていません」とガイド。また、屋根のてっぺんには小さな塔のようなものがあり「魔除けと言われています」(ガイド)と、これもいくつかの形がある。


緩やかな坂を上っていくと、サン・アントニオ教会に出る。屋根はトゥルッリ型をしている。たぶんトゥルッリで一番高い建物なのかも。今はもう屋根を壊して税金を取られないようにする心配はないので、高くしても大丈夫だ。


戻るときに「上って来たんだから、下りさえすればメーンストリートに出るだろう」と、軽い気持ちで別の路地に入ってみた。周りは同じようなトゥルッリだらけ。道も曲がりくねっていて、行き止まりもある。ちょっと迷いながらもメーンストリートにたどり着いた。

1996年登録

 

 

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