石見銀山遺跡と文化的景観(日本)

全員の懐中電灯を消し、真っ暗の中でガイドが当時の明かりを再現してくれた。さざえのような貝殻に油と灯心をいれて点す。かなり暗い。よく銀鉱石をみつけたものだと感心する。

劣悪環境で太く短く生きた鉱夫

石見では坑道内の出水や崩落の危険、よどんだ空気、高温多湿の環境、精錬による鉛中毒などかなり劣悪だったようで、収入はよかったとはいえ、平均寿命は30歳ぐらいだったという。
太く短く生きた鉱夫たちの証は、坑道壁に残るノミの跡。今削っても銀の含有はほとんどない。ノミを持っていっても無駄なので見るだけにしよう。約900メートルの坑道を見学しながら往復して約1時間ほどだった。

  1. この記事へのコメントはありません。