
日光の社寺・上(日本) 東照宮

輪蔵
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鼓楼、陽明門、鐘楼、上神庫(左から)

日がな一日、見ていても飽きない門
門にはさまざまな彫刻がびっしりと施されており、金色はもとより赤、青、緑などで彩色されている。いつまで見ていても飽きないということで「日暮の門」ともいわれる、東照宮のシンボルだ。


彫刻の多くは故事逸話や子供の遊び、聖人、動植物などで、500以上が施されている。その中で架空の動物、龍、唐獅子、鳳凰などの霊獣の彫刻が目立っている。龍の一種で息や龍馬、獏などもいるらしい。霊獣は平和を象徴しているという。見分けるのは難しいが、探してみてはどうだろう。1つ1つ確認していったら、それこそ日が暮れそうだ。


陽明門から左右に伸びる板壁は「廻廊」といい、一枚板に極彩色の動植物の透かし彫りがほどこされている。狩野探幽が下絵を描いたといい、こちらも国宝だ。


陽明門をくぐる。裏側? もしっかりと彫刻が施されている。「逆柱(さかさばしら)」というがあった。陽明門は12本の柱があり、渦巻き状のグリ紋が彫刻されているが、裏側の左端の1本だけ、グリ紋が逆さになっている。未完成だということを表して、倒壊を防いでいるという。


平和の願いを込めた5000の彫刻群
陽明門を通ると正面に国宝「唐門」があり、その奥にある国宝の本社の拝殿の屋根が見える。唐門は前回来たときは平成の大修理で見られなかったので、見るのは20年ぶりぐらいか。HPによると下地が白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など中国の故事の彫刻を黒く塗っている。全体が白黒で、豪華絢爛な陽明門とは趣を異にしている。

唐門から左右に延び、本社を囲んでいるのが「透塀」という、透かし彫りを施している壁。こうした壁にも手を抜かない装飾。どこを切り取っても豪華絢爛な建物群だ。

唐門と透塀
右手に進む。本社と奥宮に行けるので、まずは本社に入った。中は撮影禁止。本社は、本殿・石の間・拝殿の独立した3つの建物が連なり、祭典を行う東照宮の最も重要なところだという。
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唐門と拝殿(奥)
拝殿に入る。中の間という広間があって、右に「将軍着座の間」、左に「法親王着座の間」がある。襖絵は麒麟と白いヤギのような白沢(はくたく)、天井には正方形の格子100枚に狩野派が描いた龍の絵が並べられている。ここでも平和の象徴の聖獣に囲まれている。石の間は廊下のようなもので、本殿につながっている。本殿は参拝できない。
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