メテオラ(ギリシャ)

デルフィ~テルモピュライ~カランバカ~メテオラ

屹立した岩山の上、断崖の上に、修道院が造られている。ギリシャのメテオラ( Μετέωρα、Meteora)に2019年、行ってみた。

アテネからの3泊4日の英語・スペイン語ツアーの3日目、すでに紹介した世界遺産デルフィを見てから北上し、紀元前5世紀に古代ギリシャの英雄レオニダス率いるスパルタ軍300人が数万のペルシャの大軍と戦った映画「300」の舞台になったテルモピュライ(Thermopylae、テルモピレー)を経由して、メテオラのふもとの街、カランバカ(Kalambaka)に着いた。

古戦場テルモピュライに立つスパルタの英雄レオニダスの像

 

カランバカのホテルのバルコニーから、そびえる岩山が見える。その1つの岩の頂上に建物も見える。そこがメテオラなのだろうか。

翌日のツアー最終日、バスで岩山の中に向かった。巨岩の隙間を縫うように徐々に高度を上げていき、視界が開けてくると、岩山の頂上のところどころに建物があるのが見えてくる。

1000年近く前から修行者が住み始めた岩山

メテオラとはどういうところか、ガイドの説明やガイドブックなどから簡単に。ギリシャのカランバカ地方の大地を数千万年前から風雨が侵食し、硬いところが残って巨岩の群れができた。大小合わせて約1000個の岩がビルのように林立して、広大な岩山を形成している。

11世紀ごろ(9世紀ごろとも)、その岩山に修行者たちが足を踏み入れた。日本でいうと山伏の山岳修行のようなことだろうか。

 

最初は岩に穿たれた洞窟を修行と祈りの場として庵を結び、隠遁生活を始めたそうだが、次第に修行者が増え、13世紀ごろから岩の上に建物を造って隠遁生活を始めたという。

修行者は棒やロープなどで岩山の崖を上って修道院を建て、最盛期には修道院と庵が41あったそうだ。現在は6つの修道院が活動をしている。呼び方の翻訳がいろいろあるが、現地で買った日本語ガイドブックによる6つの修道院(Monastery)は「聖ステファノス(Stefanos)」、「アギア・トゥリアダ(Triada)」、「ルサノー(Roussanou)」、「聖ニコラス・アナパヴサ(Nicholas Anapausas)」、「ヴァルラアーム(Valaram)」、そして最初の入植者でこの地での修道生活の基礎をつくったとされるアサナシオスが14世紀に創建した最古で最大の「メガロ・メテオロン(Great Meteoron)」となる。

聖人の頭蓋骨が安置されている修道院

ツアーでは2つの修道院に入る。最初に入ったのが聖ステファノス修道院だった。なお、6つの修道院の内部はすべて撮影禁止になっている。

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