おいしい中国の食べ物 四川料理
辛いと聞いていたが、辛いを超えている
四川料理と言えば、辛いと言われる。香辛料の中でも辛さのある「三椒」という唐辛子(辣椒)、花椒(山椒の仲間)、胡椒の3つの「椒」をふんだんに使っているので、舌がしびれる辛さがある。
成都のレストランで四川料理を食べた。出てくるものがほとんど、赤茶っぽい。もっとも有名なのが「麻婆豆腐」。野菜も肉も、どれもこれも三椒が使われているのだろう、辛くて大変だ。辛いものが好きな方はぜひ四川省に行ってほしい。
麻婆豆腐を口に入れると、小さな丸い粒があるのが分かる。胡椒の実のような感じ。これが花椒らしいのだが、歯で砕くとたまらない辛さが舌に広がる。辛いというよりは口の中、特に舌が痺れて痛い。これが大量に入っているので、取り除くのは無理だ。
当然、食べるのに汗だくになる。持っていたタオルハンカチはびしょびしょになり、髪から汗を滴らせながら食べた。救いはご飯とスープにビール。何度もそこに避難しながら、一応出された料理全種類に口をつけてみたが、結局、味というよりは、舌の痺れだけが残った感じだった。
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