ギリシャのおいしい飲み物 ウゾ
水を入れると白くなる不思議な酒
アテネのホテルは、アクロポリスの丘を見られるように、屋上にテラス席を設けているところが多い。4日間滞在したホテルも屋上にレストランとバー。夜、ライトアップされたパルテノン神殿を見ながら1杯、という時間は極上だ。1度は花火まで上がった。
いつも注文するのが、ギリシャの地酒「ウゾ(ouzo、ウーゾ)」。白い、牛乳のような色で、薬のようなにおいがする。「メゼ」という小皿料理をつまみにいただく。
詳しい製法は省くが、原料はブドウで、アニスという薬草などを入れてつくられる蒸留酒という。瓶に入っているときは透明なのだが、アルコール度数が高いので水割りにしたり、氷を入れると白く濁る。
どこかで同じような酒を飲んだ。トルコで「ラク(raki、ラキ)」が同じように、ブドウで作って、アニスの香りがして、水を入れると白くなって、という酒だった。トルコは隣の国なので、同じような製法の酒があるのだろう。
土産店にも様々な銘柄のウゾが置いてある。どれがおいしいのかまでは分からない。パルテノン神殿の形をした観光客用の瓶と、ラベルの色でアルコール度数が違うようで、青46度と緑42度の小瓶を買ってきた。
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