トロイの古代遺跡(トルコ)


トロイにまつわる映画なども多く作られているが、なぜ?「映画を記念して、トロイ遺跡に飾るためにここに陸揚げされたばかりだそうです」とガイドが聞き込んできてくれた。
その後トルコに行った友人によると、今でもチャナッカレに展示してあると聞いた。

木馬の中に入ってみよう

トロイに行くまでに、トロイ戦争、トロイの木馬について触りを少し。吟遊詩人ホメロスの紀元前800年ごろに書いた古代ギリシャの叙事詩「イリアス(Ilias)」と「オデュッセイア(Odyssea)」にトロイ戦争の記載がある。
トロイの王子パリスがスパルタ王妃ヘレンを誘拐し、アガメムノンを総大将とするギリシャ連合軍がトロイを攻める。トロイの王はプリアモスだった。
戦いが膠着し、ギリシャ軍は木馬を残して撤退。トロイ側が戦利品として木馬を城内に運び込んだところ、中にギリシャ兵が潜んでいて、夜になって攻撃を開始し、難攻不落の城を落とした。
戦いには神話、伝説の登場する英雄たちがたくさん出てくる。中でも、ギリシャ軍にいた英雄アキレス(Achilles、アキレウス)は唯一の弱点の足首を射抜かれて死ぬのが、それがアキレスけんの語源になったという話も有名だ。
それでも、叙事詩に書かれた戦争は神話、伝説、創作だとされていた。
チャナッカレから30分ほどでトロイに着く。まずは伝説の木馬が出迎えてくれる。もちろん、トロイ戦争当時のものではなく、チャナッカレでみた映画の木馬の方が本物っぽい。

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