デリーのクトゥブ・ミナールと建物群(インド)


3代目の王で、さすが奴隷王朝と言われるだけに、初代アイバクの後継者で奴隷の軍人だったという。白い大理石の立派な石棺を見ると、当時の奴隷という階級の位置づけがよく分からなくなる。


その背後の赤色砂岩の壁の一角だけ、唐草模様や幾何学模様の精緻な彫刻で縁取られた白い大理石の窓か門のようなものがある。
「ミヒラーブです」とガイド。モスクにある聖地メッカ方角を示すものだが、廟にも造ることがあるらしい。インドに残る廟としてのイスラム建築では最古のものだという。

  1. この記事へのコメントはありません。