チトワン国立公園(ネパール)


いきなり、象が甲高い声を発した。近くに何かいるらしい。象使いが辺りを見回しながら探すと、2㍍ほどの背丈の草が生い茂った一角に白っぽいものがみえる。鎧のような形が見え、インドサイの背中、尻だとわかった。
すぐ近くまで寄った。象使いの呼びかけで、一緒に出発した他の象も集まってきたためか、インドサイは頭を茂みの奥に突っ込んだままじっと動かず、胴体をみせているだけ。生い茂った草越しに、角の生えた頭もちらちら見える。

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