天壇公園(中国)


南側にある「園丘」に入った。白い石でつくられた円形の壇が3段になっている。最も重要とされていた数字9の倍数で階段や欄干、石板が造られている。


階段を上って最上段にいくと、真ん中に「天心石」という平たい石がある。「上に乗って大きな声を出してみてください」というので、乗って叫んでみた。「こだまがが返ってきます」というので、耳を澄ましてみたが、あまりはっきりとは聞こえなかった。
この園丘では、冬至に天をまつる儀式が歴代皇帝によって行われていたという。たぶん、真っ青な空が広がっていたことだろう。
天心石の上で天に向かって祈りを捧げていたというから、こだまが返ってくれば、皇帝の神秘性をさらに高めたに違いない。

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