古都奈良の文化財(日本) 薬師寺・唐招提寺


薬師寺伽藍をでて、西ノ京にもう1つある世界遺産の「唐招提寺」に向かって歩いていく。途中に「玄奘三蔵院伽藍」と、平山郁夫画伯の壁画を飾る「大唐西域壁画殿」がある。薬師寺のチケットに入っているのでせっかくだから寄った後に、唐招提寺へ向かった。

唐僧鑑真を招いた寺

入口をはいってすぐに「国宝金堂平成大修理」のパンフレットにドキッとしたが、2009年に終了していた。ホッとして参道に入り「金堂」に向かって歩いた。
よく知られる鑑真和上が759年に道場として創建した。鑑真和上は唐の高僧で日本からの招きに応じたものの、航海に5度失敗。失明したが、苦難の末に6度目で来日を果たした話は有名だ。井上靖の「天平の甍」で知っている方も多いだろう。
1976年に一度見ているが、38年ぶりに目の前に現れた金堂はたぶん、修理を終えてきれいになったのだろうか。当時との違いまではよく分からないが、こちらは東大寺と並ぶ「天平建築」の傑作とされる。

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