
古都京都の文化財(日本) 高山寺

明恵上人が晩年、高山寺裏山の楞伽山(りょうがさん)の座禅所で過ごした光景を描いた国宝の「明恵上人樹上坐禅像」の複製の掛け軸がある。樹上で座禅する姿を描いている。そのほか、絵巻物や書などの国宝を多数所蔵している。
明恵上人の遺構が並ぶ境内
石水院を出て、パンフレットの地図に従って反時計回りに境内をめぐってみた。建物などが緩やかな斜面に点々と建てられているので、最初は上りになる。まず左手に明恵上人が栽培を始めた「日本最古の茶畑」の碑があり、斜面に茶畑が現存している。

右手には書院や茶室遺香庵などいくつかの建物が並んでいるが、塀で遮られていて見えない。さらに進むと「開山堂」が右手にある。明恵上人が入寂した禅堂院の跡地に立っているそうで、明恵上人坐像が安置されている。建物は室町時代に兵火をうけて焼亡し、江戸時代に再建された。

その先が「明恵上人御廟」で、石塔がいくつか立っている。中には入れない。

ここで上り道は終わり、左に斜面を回り込んでいくと「旧石水院跡」がある。今の石水院はここから移築された。「仏足石」を見て、先に進むと「金堂」がある。室町時代に焼失したかつての本堂の位置に立っており、江戸時代に仁和寺真光院から古御堂を移築したものだという。

さて、ここからはずっと下り。金堂道というそうだ。茶畑をすぎて、二股になり、左に行くと石水院、そのまま直進すると表参道に入って、石灯篭を過ぎると出口になる。というより、ここが高山寺の入口なのだが、バスで来た参拝者はバス停に近い裏参道を利用するのだという。表参道はバスが通る道にぶつかる。そこから左に数分上ると、バス停に戻る。


平日ではあったが、インバウンドもあっての京都市内の賑わいとは別世界の静かな境内。こじんまりしたお寺だがそこは世界遺産、京都の名所を歌ったデュークエイセスの「女ひとり」の歌詞にもでてくる古刹の1つだ。

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